地産地消、現代的な意味とは?

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』を参考にしました。

日本での地産地消本来の意味--------------------------------------

伝統的な食生活による栄養素・ミネラルバランスの偏りの是正。
・健康的な生活を送るため(医療費削減圧力)。
・余剰米を解消する減反政策の一環として、他品目農産物の生産を促すため(食料管理制度の維持)。
・気候変動に弱い稲作モノカルチャーから栽培農産物の種類の多様化によってリスクヘッジをするため(農家の収入安定)。
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●現代における地産地消〜先進国と発展途上国の関係〜

奴隷制度の時代は、消費地(先進国)の求めに応じて生産地(発展途上国)が商品作物を適地でモノカルチャー生産し、人(奴隷)の生存よりも経済原理が優先された。

18世紀中頃---奴隷を解放(解雇)して賃金労働に切り替える。
(奴隷を養うよりも時間労働の方が経済性が高いと分かったから)
・経済格差からその賃金に吸い寄せられた移民(国内移住・国際移民)を雇用。
・商品作物の価格上昇により、植民地の独立を促す。
 無計画な生産量の増大(たくさん作れば儲かる)し、
 値崩れ(作りすぎ→商品作物が市場に溢れる)が起こり、
 国際相場が価格決定の主導権を握るようになった。
 その結果、農家の収入が不安定になる。

近年、フェアトレードという国際相場・国際市場を経由しない先進国と発展途上国との間の農産物取引が現われる。新規の流通業者であるため流通コストが高く、末端小売価格の相場に対する上乗せ分の全てが生産者に還元されているわけではない。
・フェアトレードの浸透は、消費者が高い農産物を許容することになり、先進国の高額な地産地消農産物の消費拡大を促すみられている。
・新流通の外の発展途上国の商品作物は、価格競争力を追及されるか生産縮小かを迫られる。



地産地消〜日本国内での使われ方は「ご都合主義?」〜

・三大都市圏(東京・大阪・名古屋)では農地が少ないので、国産の農産物全般を「地産地消」扱いしている。

・その他の地域では、行政の面では道県内の農産物を「地産地消」扱いとし、それ以外は普通に国産扱いである。

※国内の生産者は「地産地消」という言葉によって付加価値がつけられ、必ずしも価格競争力をつけたり、質の高い農産物をつくったりしなくとも販路拡大ができ、農家の安定収入に繋がっている。減反政策に伴う米からの作付け転換にも役立っている。


●流通面から見る、日本の地産地消

「地産地消」の浸透は、流通過程が短くなり、地域の監視の目もきつくなるため、産地詐称を困難にさせることが期待されている。

遠距離の輸送には輸送経費や交通機関の燃料、輸送に関わる人のエネルギーがかかるが、これを移動重量×移動距離で測定するという考え方があり、それをフードマイレージという。「遠産遠消」における輸送にはエネルギーを多く消費することになるが、地産地消であるならば不必要なエネルギー消費である。

冷凍、チルド、生きたまま、短時間流通など、流通技術の向上によって、大消費地では国産のものならば「地産地消」と感じられるようになってきている。


地産地消 >>> 長所と短所について


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